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ダイアリー・オブ・ザ・デッド(Diary of the Dead)

監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:ミシェル・モーガン、ジョシュ・クローズ、ショーン・ロバーツ、エイミー・ラロンド

ランド・オブ・ザ・デッドでそろそろ引退なのかなと思っていたら、また作ってくれました。

今回もゾンビ映画には違いありませんが、今までの中で一番社会風刺が強い作品になったんじゃないでしょうか?

作りは至ってシンプルで、ホームカメラを使ってゾンビが蔓延していく世界をひたすら撮り続けるというある意味ロードムービー的なノリです。

冒頭からナレーションで引きつけてくれたお陰で、映像よりも台詞が気になって仕方ありませんでした。
だからといって、ホームビデオの撮り方がヘンだというわけでもなく、ちゃんと観客視線で物語を進めています。
同時期にクローバーフィールドという同じくホームビデオ主体の映画がありました。
それに比べる事が間違いですが、別カメラ、監視カメラ、別の人間の動画を組み込む事でちゃんとした映画として成立しています。

社会風刺的な部分が強いと書きましたが、自分が感じた事だけ書いておきます。
今回取り上げているのは「メディア」。
伝える側、受け取る側、どちらにも問題があり、伝える側は都合のいい情報しか見せない。
受け取る側はそれを鵜呑みにしてしまい、本当の真実が見えない。

その情報を糧に今の現代人が生活しており、それらが遮断されると生活が困難になってくる。
それほど「情報」が生活に根強く入り込んでいると言うのを再認識させられました。

劇中でも伝えてましたが、レンズ越しの情報を観ているお陰で真実味を感じない。
ここはメディアが伝える戦争の事を現しているんじゃないでしょうか?

ホラー映画としては異色の部類に入りますが、裏返せば「ゾンビを通じて何かテーマがある」というのがロメロゾンビ。

今回の作品はロメロゾンビ映画の中で1,2を争うくらい自分の中でいい作品だと思ってます。
(自分の中での1位は「死霊のえじき:Day of the Dead」)

それにしても、ロメロさん・・・
60過ぎてこのパワーはどこからくるんでしょうか?
出来れば、また映画を撮ってもらいたいものだと思います。

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